Sade - Soldier Of Love - The New Album

Soldier of Love

Soldier of Love

夜中にコンビニに寄ったら、 流れてくるラジオから DJ が 「シャーデーの Soldier Of Love をお送りいたしました」 とかいっている。 そうだった、 今年 Sade が 10 年ぶりに新曲をリリースするのであった。 すっかり忘れていたことよ。 シングルはすでに昨年末に公開されていたというのに。 (あ、ということは 9 年ぶりか)

SOLDIER OF LOVE

SOLDIER OF LOVE

慌てて オフィシャルサイト へアクセスしたら、 すでに表題曲の Soldier Of Love の PV が登録されていた。

早速再生。 荒れ果てた荒野に寂しげなトランペットが鳴り響く。 そしてまた寂しげなドラムが行進曲のようなリズムを刻む。 画面には、 たたずむ兵士たち、 そして倒れた Adu が映る。

そこへ Adu のボーカル。 しかし、 いきなり低音のボーカルで始まるので、 まさか Adu もあの高音は、 やはり年齢によって (1959 年 1 月 16 日生まれ) 出なくなったのかと心配したが、 “But I'm still alive” と歌いつつ 40 秒目くらいから次第に高音に上がっていくあたり感動した。

ソルジャー・オブ・ラヴ

ソルジャー・オブ・ラヴ

そして 2 分を過ぎたくらいから、 高音と低音と、 Adu 独特のかすれた感じの歌声が交互に繰り出され、 涙が出るくらいに感動した (!!陳腐な表現。後で直す!!)。 特に 3:43 くらいの “I'm a soldier...” の一節がかっこ良かったな。 切れ長の目と、 ぼってりとした唇、 黒い髪が実にそそるね。2000 年の By Your Side くらいの頃と全然遜色無く美しい。

検索すると、 この Soldier Of Love を紹介するページがいくつもあって、 そのなかに:

ダンサーたちによる軍隊風のダンスもあるが、最後には目線を下げ、頭を垂れた状態で右拳を突き上げるという、ブラックパワー・サリュート(アメリ公民権運動で行われた、黒人差別への抗議を表明する行為)を想起させるポーズで映像は終わる。
という説明があった。

しかしそりゃ Adu の父親はナイジェリアの出身だけど、 むりぐり黒人差別とかに関連づけるのはどうだろう? 拳を突き上げている兵士たちは全員が黒人だとは見えないし。 Soldier Of Love のテーマってそういうものなの? どういうこと?

と思って検索を進めたら、 シャーデー新PV「Soldier Of Love」公開|STRONGER THAN PARADISE に、 これはマイケル・ジャクソンへの追悼ではないかという指摘があった。 なるほどね。