クリスマスパーティにおもむく

友人に誘われて、 彼の知り合いのマスターがやっているバーのクリスマスパーティに行く。

友人はパーティの準備にかり出されているので、 現地集合ということになっている。 なので、 久々に都内に出るということで、 渋谷に立ち寄ることにした。

25 日にまた別のクリスマス会があるので、 そのプレゼント交換のために Loft でプレゼントを調達しようと思ったわけ。 500 円程度の品物ということで、 いろいろ迷ったが、 ゆず湯の入浴剤を選んだ。

クリスマスカード

レジで、 クリスマスプレゼント用の包装ができるそうなのでお願いする。 一緒に持参したクリスマスカードを入れてもらおうと頼んだら、 何を言ってるんだこいつわ? という顔をされたが、 無事一緒に入れてもらうことに成功した。

アップルストア渋谷に行ってみる

さて Loft まで行ったついでに、 アップルストア渋谷に寄ってみることにする。 渋谷だけでなくアップルストアに行くのは初めてである。

さほど広くはない店内に、 整然と MacBook や MacBookPro が展示されていて、 思ったより多くの人が Mac を触っていた。

店の奥に階段があるのでそれを上って二階へ。 フロアの半分手前に周辺機器が展示されており、 その奥はジーニアス・バーになっている。

展示されている小物を見ていたら、 小柄な白人男性がうれしそうに Magic Mouse を手に取っていた。 Magic Mouse いいよね。

それで自分も小物をいくつか買うことにした。

FireWire 800 to 400 adapter:

FireWire 800 to 400 adapter

Sony の DV ハンディカムの iLINK を MacBookPro の FireWire 800 に接続するため。

Apple USB Power Adapter:

Apple USB Power Adapter

iPhone を MacBookPro に接続するため。 iPhone についてきたケーブルは PowerBook 12" に接続しているので。

最初、 電気のコンセントに差し込むアダプタだけかと思って、 USB ケーブルも買おうと手に取ったのだが、 店員に聞いたら USB ケーブルもついているということでこれだけ買うことにした。

紀伊国屋で時間をつぶす

さて、 待ち合わせ時間にはまだまだ時間があるので、 新宿紀伊国屋で暇をつぶすことにした。

しかし、 新宿駅にひとりで降りるのはもう十数年ぶり。 勘をたよりになんとかたどり着くことができたが、 それまでなんと不安だったことか。

で、 紀伊国屋の下にたどり着いたのだが、 朝から何も食べてなかったので、 ちょいと小腹がすいた。 そこで何か口に入れることに。 うろうろしていたらカレー屋があったので、 これに決めた。 しかし思ったよりボリュームがあってびっくり。 なんとかかき込んだ。

重くなった腹を抱えながら、 紀伊国屋のエレベータに乗る。 ここのエレベータには昔と変わらずエレベータガールがいた。 なつかしいねえ。

20 年以上前に乗った時はよくエレベータが人の重みで傾いて、 エレベータガールがもう少し前に移動してくださいとか誘導していたっけ。

落語家の思い出

今は亡き小さん師匠の落語を初めて生で聞いたのも、 紀伊国屋ホールだった。 ちょっと後ろの方の席だったせいか、 小さん師匠は、 テレビなんかで見るよりも少しこじんまりとしたたたずまいに見えた。 そういえば談志家元が何かの本に書いていたけれども、 「あんたが演じる女は迫力がありすぎていけない」、 と若い頃に本人に直接言ったら、 首根っこをつかまれて 「このやろう、 このやろう」 と小突かれたなんていうけど、 そこまで迫力のあるおかみさんには見えなかったな。 うん、 たしかにドスを利かせる場面では迫力があったけれど。

その縁か、 紀伊国屋の階段に談志家元の講演のポスターを見つけてしまった。 (談志家元は元々小さん師匠の弟子である。) うむ、 談志家元も今聴いておかないと二度と聴けなくなっちまうんじゃないかと思うから、 ぜひ聴きたいと思うんだけど。

談志家元を聴いたのは、 もう十五年くらい前に地元に立川流が講演に来たとき。 前座とかの落語はまあ順調にすんだんだけれども、 家元の膝になった人が枕で、 「こちらも東京からずいぶん近くなりました。 特急で 1 時間半くらいで来てしまう。 横浜とそれほど違いがありません。」 とか言い始めたあたりから嫌な予感がしだした。

「家元と上野駅で待ち合わせをしたんですが、 30 分程前についたらまだ来ていない。」 これはまあそうだろう。

「10 分前になってまだ来ない。」 ちょっと観客がざわざわしだす。

「5 分前、来ない。」 ここら辺で観客に笑いが漏れる。

「電車の扉が、 すーっと閉まった。 まだ来ない。」 これで場内大爆笑。

いやまあこれで、 「談志を観に行ったらすっぽかされちまいまして」、 なんて自慢の種になるなあとみんな嬉しかったんじゃあないかな。

でも残念ながら家元、 1 時間後だったかの特急に乗れて講演に間に合ってしまった。

そのせいか家元、 だいぶ興が乗っていて、 観客との掛け合いなんかも出たせいか、 「うん、 ここは気に入った。 また来ます。」 なんて言っていたなあ。 残念ながらそこでの講演はそれが最後になってしまったのだが。

クリスマスパーティ

20:10 ごろ友人と落ち合って、 目的のバーへ。

もう時間が過ぎていたせいか、 店内はお客でいっぱいだった。 なんとか店の隅に体をねじ込んで、 酒をちびちびやりながら軽食を食べたり。

マスターが何か得体の知れないカクテルを作ってくれたが、 なんとなく香りがタンカレーっぽかった。 友人はそれでだいぶ酔っぱらっていたようだったが。

後は友人の行きつけの別のバーに遠征に言ったりして、 楽しく過ごすことができた。

お客がほとんどはけた 5 時頃、 「今日は人間ドックで」 といいつつ酒をあおっていた渋めの親父に迫られそうになったけど、 友人のおかげで難無きを得た。

結局 8 時頃までうだうだして、 店の後片付けを手伝うという友人を残して帰途につく。