ゲゲゲの鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎（2007）監督: 本木克英

建設会社に立ち退きを迫られている団地に、 妖怪が出没して人間たちを脅かしていた。 団地の少年健太（内田流果）は、 妖怪ポストに手紙を書いて鬼太郎（ウエンツ瑛士）に助けを求める。 鬼太郎が調べると、 妖怪たちは、 建設会社に取り入ったねずみ男（大泉洋）に時給500円で雇われていたのだった。

悪事が露見したねずみ男は逃げる途中、 ひょんなことから稲荷神社の地下で光る石を見つけ、 それを質屋に値切られたあげく5,000円で売り飛ばしてしまう。 実は、 その石は邪悪な怨念が宿った「妖怪石」だった。 ひょんなことから質屋に居合わせていた健太の父（利重剛）は、 その石に魅入られ盗んでしまう。

石を管理していた妖狐一族の空狐（橋本さとし）は、 石を取り戻そうと一族をあげて捜し始めるが、 その実、 これを機に石の力を使って人間を支配しようともくろむ。

果たして鬼太郎は人間界と妖怪界に平和を呼び戻せるのか。

ストーリーがなんとなくご都合主義的なところも多々あるが、 全体的にのほほんとした水木しげるワールドを再現していていい感じ。 人間も妖怪も金に狡い所とか。 輪入道（西田敏行）が金もらえなきゃ割にあわないみたいなことを言うところは、 緊迫した場面なのに笑ってしまう。